- 但馬高原植物園
- 癒しの森のガーデンショー総評
9th 癒しの森のガーデンショー2015
コンテナガーデンコンテスト 総評
受賞者の皆様おめでとうございます。 出店者数111点 内入賞作品25点 地元但馬以外、丹波市、宝塚市、山崎市、岡山県、和歌山県からも出展がありました。
今年の作品は、入賞者の作品が非常にレベルが高く感じられます。回を重ねるごとに上位入賞者が他の出展者に大きな影響を与えていることは間違いありません。作品の審査基準は毎年申しておりますが、①全体のバランス、②色彩の調和、③植生の一致、④技術、創意工夫、テーマ性の4点です。兵庫県知事賞の寺尾さんの作品は、特に植栽技術に優れています。額縁の小さな空間に、立体的に植物同士を組み合わせ植栽することは大変難しい事です。色彩にも優れ、素敵な演出のまさしく手本となる作品と言えます。但馬県民局長賞の中野さんの作品は、自分で育てられたシラタマミズキの葉と八重のピンク色のガクアジサイの組み合わせが見事です。足元のロベリアも繊細に花を咲かせているのが印象的です。香美町長賞の中地さんの作品はハンギングバスケットです。手づくりのチェアも素敵ですが、優しい色調の花の組み合わせが抜群です。入賞者の方々の作品を全てご紹介したいところですが、3賞の紹介だけになりましたことご了承お願い申し上げます。
全体的に色彩の組み合わせ、植物の選択が今回受賞のキーとなりました。残念ながら花の開花が合わずに入賞から外れた作品も多々あります。また、手づくりの器も多く見られました。審査員の方々には大変ご苦労をおかけしますが、年々、審査が難しくなってきています。来年は節目の10回を迎えます。このコンテストが、由緒あるコンテストになることを大変嬉しく思います。
また、多くの素敵な作品が集うことを楽しみにしまして総評とさせていただきます。ありがとうございました。
2015.6.14
癒しの森のガーデンショー2015
コンテナガーデンコンテスト
審査委員長 藤岡 成介